ストレスはどうしたら良いか

現代はストレス社会で、皆さん何かとストレスと戦って生きています。

ストレスは大体は悪者に扱われていますが、多少のストレスも必要です。ただ、最近はSNSの発達やコロナの影響などにより過剰なストレスを抱えていて心身ともに疲弊してしまっている人がなんと多いことか。

当院の患者さんでも、ほとんどの方はストレスが過剰な状態で初診は見えます。身の回りの生活環境や生活習慣でストレスがどうしても消化しきれない状況にある人は数多くいます。

そもそもストレスとは、生命活動を行うにあたり命の危険に晒された時に本物のストレス反応が発動するのですが、日々の小さなストレスが積み重なり命に関わるような本能的なストレス反応というよりは慢性ストレスで不調になっているパターンはとても多いです。

ストレスの種類はかなりの数がありますし、人それぞれ状況が異なるので細かなことは言えませんが、ほとんどのストレス過剰状態にある人にみられるのが、他人の目のストレスです。

他人の目は気になるものです。職場で同僚、上司、部下にどのようにみられているか、家族にどのようにみられているか、これらの事柄はまあまあ皆さんあることです。しかしながら、知らない人の目まで気にしている人が驚くほど多いです。

例えば、SNSで誰かの意見を気にしすぎたり、街中や電車などでどう見られているか、など知らず知らずのうちに気にしすぎていませんか?

はっきり言うと、自分が思っているほど他人は何も気にしていません。というかむしろ目にも止めてないくらいかも。もし、芸能人や著名人で多くの人に知られている人がいればそれはまた別ですが、普通の人であれば他人なんて別に自分が思うほどに何も思っていません。

それなのに、過剰に色々と気にしすぎて心が疲れている人を見ていると大変だなと感じます。

大体は自我が強すぎるか、プライドが高いか、自信過剰なだけです。例えば、高級品を買って自己満足しても世の中にはびっくりするぐらいの金額の買い物をする人はわんさかいます。年収が高くたってもっともっと高い人が相当数います。綺麗だったりカッコ良かったりしても、もっと容姿端麗な人はいます。

それなのに他人を気にしすぎて生きているのは疲れませんか?他人は他人、自分は自分です。他人は自分にはない魅力をたくさん持っているし、自分にも他人にはない魅力をたくさん持っています。逆に他人の欠点は異様に目についたり気になりますが、自分もそれに匹敵するくらいの欠点はあります。

そもそも人は個です。DNA配列が全く同じ人がいないので、同一人物なんて存在しません。

それでもやはり気になるという、他人の目を気にしすぎる症候群に陥っている人は自然の中に身を置いてみましょう。海でも山でも良いですが、そこでゆっくりとぼーっとしてみてください。打ち寄せる波、1秒ごとに変わる風、太陽の光、鳥の鳴き声、波の音、暖かさ、寒さなど五感を研ぎ澄ませてみましょう。

そうすると自然の雄大さに浸り、いかに自分が小さな存在か気づき、自分はこのままで良いんだと思えると思います。あなたは風向きを変えられますか?波を止められますか?自然界で起こることは人間がコントロールすることは100%不可能です。

そんな自然の中で生きている私たちですから、純粋に自分の感じるままに過ごしてみるのはどうでしょうか。人生に正解、不正解はありません。もちろん、自分らしくをマナー違反とか犯罪とか自分勝手な解釈とは全く異なりますが、ルールを守りながら自分らしく過ごしていくライフスタイルを見つけるとストレスが減ると思います。

そうした時に、毎日朝を迎えて晴れだろうが雨だろうが、寒かろうが暑かろうが生かされていることに気づき、くだらないことに神経をすり減らすこともなく、自分のやることに集中して充実するようになるでしょう。

そうなるととても心身ともに楽になり、ぎゅっと凝り固まったものが解けるきっかけになりますよ。

なぜこんなことが言い切れるのかというと、私も以前は人の目を気にし過ぎていたからです。20代の頃は高級な洋服や車が欲しい、海外旅行に行きたいなどたくさんの欲望がありました。でも、それらをやってもなぜか欲望は減らずむしろ増えていく一方でどんどん背伸びをするようになっていました。

それなりに背伸びして頑張ってはいたものの、世の中にはもっとすごい人がいて、そもそもなぜ自分はこのようなものが欲しいんだろうと考えました。すると、そこには結局は他人から良く見られたい、というもの以外何者でもなかったのです。お金がたくさんあってカッコ良い、高い車や洋服を着ているからカッコ良い、海外旅行にいっているからすごい、とかそこに価値を感じていた自分は本当にバカの一言です。

結局は自分に自信がなかったので、それらでなんとか取り繕うとしていたのでしょう。それに気づいた時に、全部やめたんです。アホらしくて。

そして、変なプライドとかも捨てて、自分が一番能力を発揮できる鍼灸をもっと純粋に頑張ろうと思い、開業してコツコツとやって一つずつ積み上げてきたら知らぬ間にもう本当に他人からどう見られるとかどうでも良くなりました。

もちろん、それなりの場所にいく時にはきちんとした服を着たり、身だしなみを整えたり、マナーや相手を不快にさせない最低限のルールは守ります。ただ、それ以上でもなくそれ以下でもありません。

幸いにも私には鍼灸という一生をかけて極めていける道に出会えたので、それを極めるためにはどうするかを考えて、時にはリフレッシュしてという具合で何もストレスはありません。普通に感じるストレスはありますが、それ以上の自分が勝手に作り上げるストレスはありません。

だから、そのようにストレスでどうにもならないという人の例え1ミリでもこの体験が参考になってもらえれば良いかな、と思いこのテーマを書きました。

少々、題目と異なることはあったかも知れませんが、ご容赦ください。今回はこの辺で。

明日も、明後日も、ずっと良い一日を!

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