今回は婦人科疾患に深い関係があるエストロゲンというホルモンについて話をしていきます。

エストロゲンって名前を聞いたことあるけど、そもそも何をしているの?

エストロゲンは女児の性的な発達を担うホルモンだよ。でもそれ以外にもたくさんの役割があって、体温の調節をしたり心臓や血管の病気の予防や精神的な安定などにも役立っているんだよ。
エストロゲンの役割
- 女児の第二次性徴
- 精神安定
- 皮膚コラーゲン合成の促進
- 睡眠の質の改善
- 心臓や血管の病気の予防
- 体温調節の補助
- 集中力、記憶力の低下予防
- 精巣の発達
- 生殖機能のコントロール

へー、生理や妊娠の時に関わるホルモンだと思ってたけど、皮膚のコラーゲンや心臓病の予防までいろんな役割があるんだね。

そう!一般的なイメージはないけれどたくさんの仕事をしているよ。それに女性だけのホルモンとも思われがちだけど、男性にもあるんだよ。

そうなんだー。じゃあたくさんあったほうが良いわね!!

ちょっと待って!いくら大切といえどもたくさんあってもトラブルが起こるよ。

えー?!どんなことが起こるの?

色んな可能性があるけどよく言われるのは体重が増えたり肌荒れができたりかな。あとは便秘やうつ病、心臓発作、不妊、性欲の低下などがあるし、ある文献では乳がんや子宮がんのリスクが上がるとされているものもあるんだよ。

そうなんだ、、たくさんありすぎてもいけないのね。そうしたら少なくてもダメってこと?

もちろんそうだよ!少ないと性徴に影響して思春期に胸の機能が十分に発達しなかったり、生理がこない、不妊になるなどが起こり得る。さらに骨の成長に影響して骨粗鬆症や、脳に影響して情緒不安定やうつなどの症状が出ることもあるんだ。
エストロゲンが不足すると
- 思春期の発達が遅れて胸の機能や大きさに影響する
- 生理がこない
- 不妊
- 骨粗鬆症のリスクが高まる
- 情緒不安定
- うつ
- だるさ、疲れやすい、倦怠感など
エストロゲンが過剰になると
- 体重が増える
- 肌荒れができやすくなる
- 性欲の低下
- 便秘
- 乳がんや子宮がんのリスクが高くなる
- 心臓発作
- 脳卒中
- うつ
- 筋肉の緊張の低下
- 体脂肪の増加など

なるほど、エストロゲンって色んな役割があって、たくさんあっても少なくてもダメなんだね!

そう、エストロゲン以外のホルモンも、他の物質も過不足なくちょうど良い量があって、その範囲内でいることが健康の秘訣だよ。この正常な範囲を超えた時に色んな症状が出るんだ。

わかった!じゃあ何をしたら良いの?

これは人それぞれ体質や環境が違うから、みんなに合う正解は難しいけれど、それでも体を温めるということは万人共通のセルフケアとしておすすめです。温かい飲み物を飲んだり、お風呂によく使ったり、砂糖やカフェインなど体を冷やすものを避けるというのも大切です。

自分でなるべくケアをして過ごしてみて、それでも不調が改善されなければ病院で検査したり、自然治療を受けるといいよ。特に鍼灸治療はホルモンバランスや自律神経のバランスを整えるにはもってこいだからぜひ受けてみて!