息苦しさ

今回のケースは数ヶ月前から息苦しさが出ていたようで、いつか治るだろうと放置していたら徐々に悪化していき不安になり病院にもかかったものの検査しても特に異常が見つからず、アレルギー薬を処方されて服用したものの改善せずに症状は悪くなる一方という状況でした。

息苦しさの原因としては肺疾患や喘息、アレルギー症状、食道がんなど様々な要因があり重大なものもあるため検査をしていない段階では病院の受診を勧めますが、今回は病院で検査をしてそれらの原因は既にないことがわかっていたため、改めて病院で検査をしてもらうことはせずに済みました。

では次に考えることとしてはなぜ息苦しさが起こっているかということです。

東洋医学的に考察すると息苦しさの代表格は主に二つあります。

一つは梅核気という状態ともう一つは肺と腎の状態です。

まず梅核気というものは「喉に梅干しの種が詰まったような感じがある」ものとされます。

これはストレスが強くかかり肝機能が低下すると喉に引っかかりが出る状態を梅核気という表現で言っています。

次に肺と腎ですが、実は呼吸という動作はこの二つの臓器が関与しています。

呼吸の呼は息を吐く、吸は息を吸うという意味ですが、東洋医学では呼は肺、吸は腎が行うとされています。

そのためいずれかの臓器の機能が低下すると呼吸にも影響が出て息苦しさを感じてきます。

今回のケースは前者で梅核気が原因でした。

触診を行うと肝の反応が出るポイントが体にはいくつかあるのですが、その中でも特に右の首に非常に大きな反応がありました。肝機能が低下してくると右の首の後ろ側にゴリゴリしたものが出来てきて痛みが出るようになりますが、それがはっきりとわかるくらいのものでした。

その他も一通り確認して、治療では肝機能を高めることを重点的に行なっていくと肝臓の反応がなくなり右首の痛みやゴリゴリしたものがとても小さくなりました。それに伴い、呼吸も楽になっていき随分と改善しました。

ただ右首の肝臓の反応があまりにも大きいため、一度では到底取り除けないので一週間後に二回目の治療を行い全て取り切りました。ちなみに二回目の治療前の時点では息苦しさは残り30%程度で相当楽になり処方されたアレルギー薬や痛み止めは一切服用もしていなかったそうです。

このように病院で検査をしても異常がないけれど症状が改善しないものや、息苦しさ一つ取っても原因がいくつかあるため一人一人の答えを出すことがいかに重要かが分かってもらえると思います。

私たちは症状がある限り必ずどこかに原因があり改善させるポイントがあると思い治療しています。

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